
マリーン レディ
by Jeffrey S. Kingston
高級時計といえば、かつては貴金属に結び付けられていました。レディスモデルではそれが顕著で、貴金属は時計のスタイルを決定する重要な役割を演じていました。現代でもそれは通例になってはいるものの、新たな展開が見られます。スティールが加わったことです。白い金属ならではの良さとされる控え目な趣に加え、今やスティールは「いつでも、どんなファッションでも着けられる」という面が高く評価されています。そのため、スティールは「マリーン レディ」コレクションでも重要な位置を占めているのです。
「マリーン レディ」 コレクションにステンレススティール製 モデルが登場。ステンレススティール製ブレスレットのモデルもあります。
マリーン レディ 9518

マリーン レディ 9518
ブレゲは、ステンレススティール製ブレスレット、 ラバーまたはレザーストラップ、ブルーまたは グレーダイヤル、独自のラッカー仕上げのダイヤル、マザーオブパールのギヨシェ彫りが施された 自動巻ローターなど、幅広いモデルを取り揃え、 「マリーン レディ」 コレクションをさらに充実 させました。
女性用「マリーン」コレクションである「マリーン レディ」のスティールモデルにも、男性用コレクションと共通のテーマが反映されていますが、この時計には固有のデザインが施されています。いずれも自動巻ムーブメントを搭載し、センターセコンドと日付表示が備わります。グレーもしくはブルー文字盤やスティールブレスレットが控え目な印象を与える一方で、ベゼルやインデックスに配されたダイヤモンドのタッチが時計を輝かせます。ただその演出にも抑制が効いています。この時計は、 ビーチやジーンズにマッチするカジュアルさが十分備わり、 イブニングのドレッシーな装いにもぴったりです。サファイアクリスタルのケースバックから見えるムーブメントにもささやかな楽しみがあります。
モデルの大半には、自動巻きローターに手作業によるギヨシェ彫りがあしらわれ、一部にはマザー オブパールが組み込まれているのです。 スティールモデルはまた、ブルーラッカーで仕上げた文字盤がまったく異なる「ルック」を演出しています。文字盤は、微妙に異なる2種類のブルーを用いて、ひとつひとつ手作業で色付け され、職人は、ブラシを繊細に使って文字盤の表面に2つの ブルーが織りなす抽象的なモチーフを描き出します。モチーフはそれぞれがユニークで、2つと同じものは存在しません。 ラッカー文字盤の「マリーン」は、ラバーまたはアリゲーターストラップが組み合わされています。



「マリーン レディ」 コレクションには、 メンズコレクション同様、精巧な機構が採用 されています。サファイア・ケースバック (透明裏蓋)から見えるのは、手作業で仕上げられた精巧なムーブメントであり、ギヨシェ彫り マザーオブパールの象嵌とダイヤモンドの セッティングが施された自動巻ローターを 備えています。

もちろん、女性用の新しい「マリーン」コレクションには貴金属モデルも含まれ、マザーオブパールの文字盤を組み合わせたローズゴールドやホワイトゴールドのモデルがあります。ゴールドのケースでは、全モデルともベゼルにダイヤモンドがセットされています。またゴールドモデルの文字盤は、ギヨシェ彫りに関するブレゲの専門技術を活かす場にもなっています。 マザーオブパールの表面には、「マリーン」コレクションの海洋テーマに合わせてオリジナルのウェーブ模様が繊細なギヨシェ彫りで施され、ホワイトゴールドモデルの文字盤はブルー、ローズゴールドモデルの文字盤はペールホワイトに彩られています。ダイヤモンドのさりげないタッチは、リューズガードにも見られます。自動巻ムーブメントのローターには、ギヨシェ彫りを施したマザーオブパールが用いられ、外縁にダイヤモンドがセットされています。そしてブリッジの装飾仕上げは、 直線的な畝模様です。ゴールドモデルのストラップは、ブルーラッカーの「マリーン」と同様で、文字盤とカラーと合わせたラバーまたはアリゲーターストラップから選べます。

Marine 9518ST/YD/S80 D0 01
Il existe deux versions de la référence 9518 équipées de cadrans en nacre guillochée : la version en or rose avec une teinte blanche ou la version en or blanc avec une teinte bleu pâle, toutes deux encadrées de lunettes ornées de diamants.
