クラシック ミニッツリピーター 7365
ブレゲは、創業250周年を記念して製作された唯一のミニッツリピーターを発表しました。この特別なタイムピース「クラシック ミニッツリピーター 7365」は、わずか25本の限定製作となります。

時代を超えた卓越性の賛歌
新たに開発されたムーブメントを搭載し、ブレゲがこれまでに手がけた中で初めての防水仕様のミニッツリピーターであり、さらに75時間のパワーリザーブを備えた初のモデルでもあります。また、ケースとキャリバーにブレゲゴールドを採用したモデルとしても初の時計で、フレンチブルーをまとった全く新しいグラン・フー エナメルの文字盤を特徴としています。ケースは、今年初めに同社の創業250周年の幕開けを飾った「スースクリプション ウォッチ」から直接着想を得ており、ブランドのクラシック ラインにおける新しい美学を体現しています。
2025年末、ブレゲ創業250周年を記念する一連の発表が締めくくられます。しかし同時に、未来へ向けた新たな幕開けでもあり、その証人のひとつが「クラシック ミニッツリピーター 7365」です。本作は、ブレゲのミニッツリピーターにおいて新たに従来の42mmから39mmへとサイズを刷新しました。これまで多くの高度な複雑機構を備えたモデルを支えてきたキャリバー567.2は、今後徐々に姿を消し、希少なコレクターズピースとなっていきます。その後継として、新たにキャリバー1896が採用されました。これは、ブレゲが自社で初めて製作した“ブレゲゴールド”によるミニッツリピータームーブメントです。
このムーブメントの中心には、A.-L. ブレゲが発明したゴングスプリングがあり、ブレゲゴールド仕上げが施されブレゲが特許を取得したゴールドケースに直接固定されています。ゴールド製のゴングもまた、メゾンが特許を取得したものです。同一系統の素材を用いることで、音の伝達がより純粋かつ調和的になり、完璧な響きを実現しています。




さらに、テンプの振動数は3Hz(21,600振動/時)に引き上げられ、精度と安定性が向上し、外部からの衝撃による影響を最小限にすることができます。輪列、脱進機、香箱が最適化されたことで、パワーリザーブは75時間へと延長されています。
ブレゲの開発チームは、キャリバー1896にシリコン製の脱進機(ヒゲゼンマイ、アンクル、ガンギ車)も採用しました。これによって調速機構が本質的に非磁性となり、時計の安定性を高めるための極めて重要な改良です。同機構は、約600ガウスの磁場に耐性があることを示すブレゲ・シールの認定を受けています。また、シリコンは温度変化によってヒゲゼンマイの有効長が伸縮することによる精度への影響を抑えるため、温度耐性にも優れています。これらすべての改良を総合した結果、「クラシック 7365」は、ブレゲ・シールによる認定を受けた初めてのミニッツリピーターとなり、完成・組立済みの状態で日差±2秒の個別精度認定を実現しています。
芸術的ビジョンかつてない解釈


「クラシック ミニッツリピーター 7365」のデザインは、非常に完成度の高い芸術的ビジョンの結果です。一方で、この作品はどこか馴染み深い顔を見せます。ひと目で、250年前にA.-L. ブレゲが確立した独自のデザインコードが読み取れます。薄型ケース、フルート装飾のケースバンド、ブレゲ針、グラン・フー エナメル文字盤、ブレゲ・ゴールドによるアプライドのブレゲ数字、12時位置のサイン、6時位置のシークレットサインなどが、それを物語っています。しかし、これらの多くのコードは今回新たな解釈を受けています。その象徴が、新しい形状が採用されたラグです。文字盤のホワイトゴールドは、フレンチ・ブルーのエナメルで覆われています。この色調は、近年のマニュファクチュールでは初めて開発されたものです。偉大な時計師によるシークレットサインは6時位置に配されています。2025年初頭に発表された「スースクリプション」と同様、エナメルと同一面に手作業で施されています。この作業に使用される道具はパンタグラフです。パンタグラフは17世紀に発明されたもので、模様を拡大または縮小して正確に複写するための器具です。ここでは、A.-L. ブレゲの手書き署名を忠実に再現するために使われています。
ブレゲのメティエダールの中核を成すギヨシェ装飾は、「クラシック ミニッツリピーター 7365」のケースを彩ります。採用されたモチーフは“ケ・ド・ロルロージュ“です。これは、ブレゲ創業250周年を記念する作品のために特別に創作されたものです。その幾何学は、シテ島とサンールイ島の上空からの眺め、すなわち、両島の間を蛇行しながら流れるセーヌ川の織り成す線を着想源としています。このモチーフは、ケースバックのみならずケースバンド全体にも施されています(ただし、ミニッツリピーター作動用スライドの可動域部分はサテン仕上げ)。さらにこのギヨシェは、ラグの間にも施されています。この部分の作業は格段に難易度が高く、ブレゲの職人たちはこの小さなセクションのためだけに特別な治具を開発する必要がありました。

